ノーベル賞受賞者のコメントでも頻繁に出てくるように、日本の基礎研究の研究環境は厳しく、将来が不安視されています。日本にもHoward Hughes Medical Institute(HHMI)のような研究を支援するような莫大な資金力のある財団が必要です。写真は留学中にHHMIからいただいたマグカップです。「個人や法人が基礎研究を支援する財団に財産を寄付すれば、税金が大幅に控除される」というシステムが構築されるべきだと思います。そうすれば、欧米に負けないような基礎研究ができるはずです。酵母や細菌、ウイルス、ショウジョウバエ、線虫など、一見人間の役に立ちそうも無いような生物の研究が、実際に我々の生活や病気の診断治療などに役に立っています。基礎研究は、すぐには目に見える形では役に立ちませんが、堅実に確実な研究成果の積み重ねは、将来必ず役に立ちます。日本のお金持ちが高級車や宇宙旅行に莫大なお金を使わないで、基礎研究支援にお金を使って欲しいものです。
切手収集
子供頃には高くて手が出なかった切手も、最近はネットオークションで安く買えるようになりました。切手には、医学関係の物もいくつかあります。写真は、1994年に神戸で開催された国際糖尿病会議記念切手の初日カバーです。日本最古の糖尿病患者である藤原道長とインスリン結晶を組み合わせたデザインです。初日カバーとは、発行日当日の切手が貼られ、切手発行当日の消印が押下されている切手です。通常品よりもプレミアがつき、高価になる傾向にあります。